パチンコ 8

パチンコ 8

どうやってコミュニケーションを取っているんだろうか? テレパシー? それともノリだろうか?「おい同志、オルトバルカのウォッカでもどうだ?」『何だって? ああ、酒か』 最初は彼らまでパーティーに参加させたら喧嘩でも起こるんじゃないだろうかと危惧してたんだけど、どうやらちゃんと打ち解けることができているらしい

親父も彼らを処刑しようとはせずに見守っているし、おそらく大丈夫だろう

 テーブルの上にこれでもかというほど積み上げられているモリガン・カンパニー製のレーションを1つ手に取り、ワインレッドの袋を開けて中身を取り出す

あなたも好きかも:パチンコ ノーヒット
オルトバルカ語の羅列が書かれている袋の中から顔を出したのは、フォークの入った小さな袋と、一般的な缶詰の3倍くらい大きな容器である

表面には赤毛の大男――――――多分モデルは我が家の親父だろう――――――に包丁でぶつ切りにされているウナギの絵が描かれており、その上には『ウナギゼリー』と書かれている

 誰なんだよ、こんな怖いイラスト書いたの

売れてるのか…………? 売れ残った在庫じゃないだろうなと思いつつ容器の蓋を開け、中に入っているウナギゼリーをフォークでつつく

「あら、何食べてるの?」「コレ」 後ろから声をかけてきたナタリアに、今しがた開けたばかりの蓋のイラストを見せる

左手で鷲掴みにしたウナギをぶつ切りにしている親父にそっくりな大男のイラストを見せられたナタリアは、「え、なにこれ」と言いながら凍り付いてしまう

 そういえば、親父は彼女の命の恩人だったよな

あなたも好きかも:1 月 11 日 パチンコ
見せない方がよかったかな…………?「食べる?」「い、いらないわよっ! というか、こんなイラスト書いたの誰!?」「さあ?」 とりあえず、別のレーションないかな? 隣のテーブルの上を見てみると、先ほどまでは何も乗っていなかった筈のでっかい皿の上にフライドポテトが乗っているのが見える

あなたも好きかも:パチンコ 海 甘デジ
 辛うじてまだ使える厨房を有効活用して、料理が得意な兵士たちや沖にいる艦隊から呼び寄せた調理師たちが頑張って料理を作り続けてくれているらしい

厨房から料理を運んできてくれた若い兵士に礼を言ってから、彼が持ってきてくれたフライドポテトの皿を持ってナタリアの所へと戻る

「はい」「あら、ありがと」「ところで、他のみんなは?」「あっちよ」 フライドポテトをつまみながらちらりと見てみると、ナタリアが指差した方向にはどういうわけか兵士たちが集まっていた

小さなテーブルに座っている2人を見ているようだが、何をやってるんだ? 気になったので、俺はナタリアを連れてその野次馬の中へと紛れ込むことにした

酔っぱらっている兵士もいるのか、野次馬の群れの中はやけに酒臭い

顔をしかめながらついてくるナタリアとはぐれないように何気なく彼女の手を掴むと、ナタリアはびっくりしたように目を見開いて、それから徐々に顔を赤くし始めた

「どうした?」「な、何でもないわよ…………」 顔を赤くする彼女に向かって肩をすくめつつ、背伸びをして野次馬の群れの向こうを見つめる