パチスロ 銀と金2

パチスロ 銀と金2

「なんだよ優樹ちゃーん

そんなに遠慮する相手かー?」 今更そんなこと、と言わんばかりの呆れた笑みを向けるが、優樹は洋一とも目を合わせられず、少し困惑げに顔をゆっくりキョロキョロさせると、そっと、そうっと後退してベッドに向かいちょこんと片隅に座った

床に届かない足をブラブラさせ、膝に置いて絡める両手に視線を落とし一言も声を発さない

どこかしら壁を作る彼女に、一平と大介は顔を見合わせた

 ――やはり、昨日の今日で絡み辛いか? それとも、一度空いた距離は縮められないのだろうか

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 段々と不安になってきたが、そういう材料は自分たちが意地でも払拭しなければならない

「生美たちがボチボチ来よるでー」 大介が笑顔で切り出すと、肩をピクッと震わせた優樹はそっと顔を上げて彼を振り返った

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「さっき洋一のケイタイにメール入っとったみたいやわ

みんなで来るうて

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もう、そこら辺まで来とるんちゃうか?」 ニコニコと笑い掛けながら告げる大介に、優樹はぎこちない笑みを溢し、「……うん」と頷いた

――ただそれだけ

 この程度の“ネタ”では、簡単に気持ちも解れないか

 一平は「……ほなあ」と、座ったばかりのソファから腰を上げた